2024-11-24
管巻き器
今や道具を新調することは滅多にないのだけど、この度念願の「管巻き機」をやっと購入しました。
葛の場合は緯糸を巻く管は使いませんが、織り始めや残り糸で絹糸を緯糸にして織ることがあります。これまでは板杼や手巻きで対応していましたが、糸を巻くのも織るのも、メインの制作以外のところでやたらに時間がかかることが問題でした。
管巻き機は通常のものは大きすぎて私の使い方にはそぐわないのですが、かといって、小型のもので良いものにも、これまで巡り会えずにいました。北海道は毛織物系の道具は手に入りやすいですが、それ以外の織り道具は入手がなかなか困難です。
しかし先日ふと何気なくネットで検索するとなんと藤倉紡織機具店さんでお取り扱いがあり、即決です。織り道具を生産してくれている所があることに、心から感謝します。
当たり前ですが、手巻きに比べて圧倒的に早い!これは「手動」ではあるが「手仕事」かと言われるとどうなのだろう。手技による部分が大変多く残っているにしても、「機」というからにはやはり機械であり、「織り機」が世界初の「機械」の大発明だったのだという事に、改めて感じ入ります。人類の長い歴史。
それにしても、このクルクル回る様子を見ていると妙に楽しい気持ちになるのは何なのでしょうか。織りを始めた頃の気持ちを思い出しました。
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